「TOURING EUROPE '08」DVDレビュー
以下、見どころを悪ふざけ気味にご紹介。
いきなりの「Creeping Death」、Die!Die!コールで観客のボルテージは一気に上がる。
鶴次郎のイントロから始まる「For Whom The Bell Tolls」、加入から早5年。息のあったところを見せる。
鶴次郎がいつもの持ち味を見せるなか、「I Disappear」のPVを思わせる唐突な映像効果でカークがスローモーションに。
こういう余計な映像効果はPVや映画ならともかく、ライブDVDには無用の長物な気が。。
ラーズは早くも顔が紅潮してテンションもアゲアゲ。
このDVDのカメラワークは全般的に見たいと思うところをキッチリ押さえている印象。
ギターやベースを弾く手元やメンバーどうしの目線での会話などライブの雰囲気が間近に伝わってくる。
JMZの左手のタトゥー「F」は奥さん(フランチェスカさん)の名前の頭文字でしょうか?
編集で何曲か飛んでいるため、会場はすっかり暗くなっている。
「The Memory Remains」での照明の使い方がうまく、野外の雰囲気が味わえる。
「Fade to Black」の泣きのギターも健在だ。
JMZのおちゃめな部分も垣間見れる。このあたりは昔の鬼気迫る演奏とはまた一味違う。
「Master Of Puppets」にて鶴次郎の「マスター!マスター!」、声量ではジェイソンに一日の長かな。。
お決まりのセリフから初期のスピードナンバー「Whiplash」。
ラーズのドラムが走りすぎて、歌うのが追いつかず歌詞をカミカミのJMZ(笑
こんな場面もライブならでは。
スピードナンバーで走った後は「Nothing Else Matters」でしんみりと。その落差が際立つ。
スピードナンバーでもバラードでも、会場の一体感を感じるのは彼らの年の功か、それとも自分が夢中で見ているせいか?
ラーズは完全燃焼を通り越して死にそうです(苦笑
日本の会場ではまず許されないZIPPOの灯り。ペンライトじゃ、雰囲気出ないしなぁ。。
後半になるにつれて鶴次郎の自由奔放度は高まってきます。(←前フリ)
「Sad But True」の次は「One」。イントロ部分の戦闘音に合わせての本物の爆発がとんでもなくスゴイ(笑
激しいリフの部分では照明がチカチカ。「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね」を地でいってる。
デス・マグネティック発売前のライブ。ピックに書かれた「9月に新作」に観客は狂喜乱舞。
終盤にさしかかり、観客をいまいちど煽って元気づける。
観客への煽りやアンコールの駆け引きなんかはやっぱりライブを重ねてきたキャリアが生かされている。
ちょっと帰り支度するとこなんか絶妙の一言。
最後のチカラを振り絞り、観客もボルテージ最高潮。「Seek and Destroy」でクルクル鶴次郎を堪能。
演奏を終えて、ピック・ドラムスティックを投げ入れて最後の挨拶。ゴリラ的な雄たけびも鶴次郎名物になりつつある。
ラーズがしっかり新作発売をアピール、メンバーそろいぶみで無事終了とあいなりました。
Thanks For Coming!