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メタリカ歌詞勝手に解釈論
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こちらは改装前の旧ページです。

最新をご覧になりたい方はこちらへどうぞ。

『...AND JUSTICE FOR ALL』収録曲


1. Blackened
2. ... And Justice For All
3. Eye Of The Beholder
4. One
5. The Shortest Straw
6. Harvester Of Sorrow
7. The Frayed Ends Of Sanity
8. To Live Is To Die
9. Dyers Eve
■BLACKENED   ブラッケンド

「バケツリレー、水よこせぇ~!!」の空耳でお馴染みのこの曲(笑
メタリカ詩集では環境破壊の歌とされていますが、
核戦争後の世界を歌った歌とする方がしっくりくるでしょう。

そこでポイントとなる単語は「blister」。
「泡立つ」と訳してしまうと汚れた河川をイメージしてしまいますが、
辞書的にも「水ぶくれ/火ぶくれになる」という解釈が正解だと思います。
この解釈だと被爆者の火ぶくれした皮膚が連想され、
Fire~からのくだりと意味がつながりますしね。

ただ、そう解釈すると「nicotine」の意味がどうも
浮いている気もしないでもないけど。。
まぁ二重の意味でとれるってことはそれはそれで
スゴイ考えられた歌詞なのかもしれませんね。(とお茶を濁してみる)

というわけでかなり意訳も入っているかもしれませんが自分で訳してみました。
意外と中間部で単語が羅列しているところを訳すのが難しかったりする。。

この次のアルバムとなる『METALLICA』以降、歌詞の内容が内省的であるのに対して
このアルバムでは社会的な色合いの濃い歌詞がたくさん見受けられます。
使われる単語もなじみのない難解なものが多く辞書が手離せません(笑


メタリカ詩集

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■...AND JUSTICE FOR ALL   …アンド・ジャスティス・フォー・オール

この曲は同名映画である『...And Justice For All』(邦題:ジャスティス)をヒントに書かれた曲と言われています。
このアル・パチーノ主演の映画は権力を振りかざす横暴な判事と対決する弁護士を描いた社会派ドラマです。

この曲中に出てくる「Lady of justice」とはアルバムジャケットに描かれたギリシャ神話の神、テミスのことで
手にしている剣は勇気と正義を、天秤は和と衡平を象徴しています。
さらに目隠しをしているのは偏見などのどんな外的要因にも左右されないことを象徴しています。

しかし、ジャケットに描かれた女神テミスは縄で縛られ、お金によってその天秤は傾けられています。
まさしくこの曲のイメージそのものですね。

歌詞中に出てくるおもしろい表現に「green」と「red tape」があります。
「green」はドル紙幣の色ということで「green back」でそのままドル紙幣を意味します。
一方、「red tape」はそのまま赤いテープとは普通訳しません。
公文書をとじる紐が赤かったことから「お役所仕事」とか「形式主義的」とか「官僚的で面倒な手続き」
という意味合いで訳されるようです。

これに続く「Now you're done in」の訳はわからなかったのでさこたさんの訳を参考にさせていただきました(汗
「Apathy~」から始まる節もうまく訳せない。。。う~ん、難しい!






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■ONE   ワン

マネージャーから渡されたダルトン・トランボーの小説
『ジョニーは戦場へ行った』(Johnny Got His Gun)をヒントに書かれた歌。
元々は社会からの断絶という究極の孤独について、曲の構想を
練っていたところから始まったそうです。

メタリカ初となるプロモーション・ビデオにも映画版『ジョニーは戦場へ行った』
のシーンが効果的に使われていますね。
「Fed through the tube that sticks in me」はCDの対訳では「政府の役人が僕を刺し殺す」
となっていたかと思いますが、原作やPVを知っていれば 「点滴を打たれている」
様子が浮かぶと思うのですが。。どうしたらこんな訳になるんだろ?
※ちなみにこの原作映画では地雷ではなく、砲弾により手足を失っています。

社会とも切り離され自分では何も出来ず、死ぬことすら出来ない
言うなればタダのウ○コ製造機と化した人間の恐怖の叫びが
曲調と相まって強烈に伝わってきます。(決して茶化してるつもりはありません)
ただ平和を叫ぶよりもずっと説得力と重みのある反戦歌ですね。






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