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メタリカ歌詞勝手に解釈論
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『...AND JUSTICE FOR ALL』収録曲


1. Blackened
2. ... And Justice For All
3. Eye Of The Beholder
4. One
5. The Shortest Straw
6. Harvester Of Sorrow
7. The Frayed Ends Of Sanity
8. To Live Is To Die
9. Dyers Eve
■BLACKENED   ブラッケンド

「バケツリレー、水よこせぇ~!!」の空耳でお馴染みのこの曲(笑
メタリカ詩集では環境破壊の歌とされていますが、
核戦争後の世界を歌った歌とする方がしっくりくるでしょう。

そこでポイントとなる単語は「blister」。
「泡立つ」と訳してしまうと汚れた河川をイメージしてしまいますが、
辞書的にも「水ぶくれ/火ぶくれになる」という解釈が正解だと思います。
この解釈だと被爆者の火ぶくれした皮膚が連想され、
Fire~からのくだりと意味がつながりますしね。

ただ、そう解釈すると「nicotine」の意味がどうも
浮いている気もしないでもないけど。。
まぁ二重の意味でとれるってことはそれはそれで
スゴイ考えられた歌詞なのかもしれませんね。(とお茶を濁してみる)

というわけでかなり意訳も入っているかもしれませんが自分で訳してみました。
意外と中間部で単語が羅列しているところを訳すのが難しかったりする。。

この次のアルバムとなる『METALLICA』以降、歌詞の内容が内省的であるのに対して
このアルバムでは社会的な色合いの濃い歌詞がたくさん見受けられます。
使われる単語もなじみのない難解なものが多く辞書が手離せません(笑


メタリカ詩集

Blackened is the end
Winter it will send
Throwin' all you see
Into obscurity

暗黒の結末
冬がもたらされる
目にしている総てを
暗闇へと葬る

Death of mother earth
Never a rebirth
Evolution's end
Never will it mend

母なる地球の死
復活の日などない
人類の進化は終焉を迎えた
決して悔い改められることもない

Never

決して


Fire
To begin whippin' dance of the dead
Blackened is the end
To begin whippin' dance of the dead
Color our world blackened


炎をつけろ
死者のダンスを駆り立てるんだ
暗黒の終末を迎える
死者のダンスへと駆り立てるんだ
世界を闇で塗り潰せ

Blistering of earth
Terminate it's worth
Deadly nicotine
Kills what might have been

大地は火ぶくれ
その価値に終止符を打つ
致命的なニコチンが
可能性を消し去る

Callous frigid chill
Nothing left to kill
Never seen before
Breathing nevermore

身も凍るような無情の寒気に
命あるものは何も残らず
一度もなかった光景に
二度と呼吸することもかなわない

Never

二度と

※ Repeat

※ 繰り返し

Blackened

暗黒に・・・

Opposition・・・Contradiction・・・Premonition・・・Compromise
Agitation・・・Violation・・・Mutilation・・・Planet dies
Darkest color
Blistered earth
True death of life

対立・・・反論・・・前兆・・・妥協
扇動・・・造反・・・切除・・・惑星は死んでいく
暗黒の色
火ぶくれの大地
生けるものの滅亡

Termination・・・Expiration・・・Cancellation・・・Human race
Exceptation・・・Liberation・・・Population・・・Lay to waste
See our mother
Put to death
See our mother die

終末・・・死・・・抹殺・・・人類
期待・・・解放・・・人口・・・荒れ果てていく
母なる大地を見るがいい
死に瀕している姿を
母なる大地の死に様を見るがいい

Smouldering decay
Take her breath away
Millions of our years
In minutes disappears

鬱積した腐敗が
彼女の息の根を止める
何百万年も積み上げてきた歳月も
あっと言う間に消えてしまう

Darkening in vain
Decadance remains
All is said and done
Never is the sun

空虚な闇
相変わらずの退廃
語り尽くされ手が尽くされても
決して輝きは取り戻せない

Never

決して

Fire
To begin whippin' dance of the dead
Blackened is the end
To begin whippin' dance of the dead
Color our world blackened
Fire
Is the outcome of hypocrisy
Darkest potency
In the exit of humanity
Color our world blackened

炎をつけろ
死者のダンスを駆り立てるんだ
暗黒の終末を迎える
死者のダンスへと駆り立てるんだ
世界を闇で塗り潰せ
この炎は
偽善の果て
暗黒の力は
慈愛の死にある
世界を暗黒に塗り潰せ

Blackened

黒く・・・

※訳 THINGY

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■...AND JUSTICE FOR ALL   …アンド・ジャスティス・フォー・オール

この曲は同名映画である『...And Justice For All』(邦題:ジャスティス)をヒントに書かれた曲と言われています。
このアル・パチーノ主演の映画は権力を振りかざす横暴な判事と対決する弁護士を描いた社会派ドラマです。

この曲中に出てくる「Lady of justice」とはアルバムジャケットに描かれたギリシャ神話の神、テミスのことで
手にしている剣は勇気と正義を、天秤は和と衡平を象徴しています。
さらに目隠しをしているのは偏見などのどんな外的要因にも左右されないことを象徴しています。

しかし、ジャケットに描かれた女神テミスは縄で縛られ、お金によってその天秤は傾けられています。
まさしくこの曲のイメージそのものですね。

歌詞中に出てくるおもしろい表現に「green」と「red tape」があります。
「green」はドル紙幣の色ということで「green back」でそのままドル紙幣を意味します。
一方、「red tape」はそのまま赤いテープとは普通訳しません。
公文書をとじる紐が赤かったことから「お役所仕事」とか「形式主義的」とか「官僚的で面倒な手続き」
という意味合いで訳されるようです。

これに続く「Now you're done in」の訳はわからなかったのでさこたさんの訳を参考にさせていただきました(汗
「Apathy~」から始まる節もうまく訳せない。。。う~ん、難しい!






Hall of justice painted green
Money talking
Power wolves beset your door
Hear them stalking
Soon you'll please their appetite
They devour
Hammer of justice crushes you
Overpower

法廷は緑色に彩られた
金がモノを言う
権力に飢えた狼たちがおまえの扉をふさぐ
やつらが忍び寄る音を聞け
もうすぐおまえもやつらの食欲を満たすことになる
やつらは貪り喰らうんだ
正義の木槌がおまえを潰す
圧勝だ


The ultimate in vanity
Exploiting their supremacy
I can't believe the things you say
I can't believe
I can't believe the price you say
Nothing can save you


てっぺんに達した虚栄心で
絶対的権力が使用される
おまえの言うことは信じられない
俺には信じられない
おまえの支払った金額も信じられない
おまえを救えるものなんて何もない

※※
Justice is lost
Justice is raped
Justice is gone
Pulling your strings
Justice is done
Seeking no truth
Winning is all
Find it so grim
So true
So real

※※
正義は失われ
正義は犯され
正義は消え失せた
おまえを糸で操り
正義はなされた
真実など探すことなく
勝利こそ全て
それがいかに残酷なのか
いかに真実で
いかに現実であるかを知るんだな

Apathy their stepping stone
So unfeeling
Hidden deep animosity
So decieving
Through your eyes their light burns
Hoping to find
Inquisition sinking you
With prying minds

踏み台には無関心
無感覚
悪意を深く隠し
欺瞞に満ち
おまえの瞳にはやつらの光が燃え輝いている
詮索好きの気持ちで行っている審理が
おまえを不問にしていることを
みつけてほしい

※ Repeat

※ 繰り返し

※※ Repeat

※※ 繰り返し

Lady justice has been raped
Truth assassin
Rolls of red tape seal your lips
Now you're done in
Their money tips her scales again
Make your deal
Just what is truth? I cannot tell
Cannot feel

正義の女神は犯された
真実の暗殺者に
お役所仕事の記録の山がおまえの口をふさぐ
今、おまえはだまされようとしている
やつらの金が女神の天秤を傾ける
取引をするんだ
真実とは何なんだ?俺にはわからない
俺にはまるで感じられない

※ Repeat

※ 繰り返し

※※ Repeat

※※ 繰り返し

Seeking no truth
Winning is all
Find it so grim
So true
So real

真実など探すことなく
勝利こそ全て
それがいかに残酷なのか
いかに真実で
いかに現実であるかを知るんだな

※訳 THINGY

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■ONE   ワン

マネージャーから渡されたダルトン・トランボーの小説
『ジョニーは戦場へ行った』(Johnny Got His Gun)をヒントに書かれた歌。
元々は社会からの断絶という究極の孤独について、曲の構想を
練っていたところから始まったそうです。

メタリカ初となるプロモーション・ビデオにも映画版『ジョニーは戦場へ行った』
のシーンが効果的に使われていますね。
「Fed through the tube that sticks in me」はCDの対訳では「政府の役人が僕を刺し殺す」
となっていたかと思いますが、原作やPVを知っていれば 「点滴を打たれている」
様子が浮かぶと思うのですが。。どうしたらこんな訳になるんだろ?
※ちなみにこの原作映画では地雷ではなく、砲弾により手足を失っています。

社会とも切り離され自分では何も出来ず、死ぬことすら出来ない
言うなればタダのウ○コ製造機と化した人間の恐怖の叫びが
曲調と相まって強烈に伝わってきます。(決して茶化してるつもりはありません)
ただ平和を叫ぶよりもずっと説得力と重みのある反戦歌ですね。






I can't remember anything
Can't tell if this is true or dream
Deep down inside I feel to scream
This terrible silence stops me

何も思い出せない
これが真実なのか夢なのかもわからない
心の奥底では叫びたいのに
この恐ろしい沈黙が俺を押し止める

Now that the war is through with me
I'm waking up I cannot see
That there's not much left of me
Nothing is real but pain now

俺にとっての戦争はもはや終わった
目覚めているのに俺には見えない
もはや俺にはたいしたものは残されてはいない
苦痛だけが現実なんだ

Hold my breath as I wish for death
Oh please God wake me

死を望んで息を止める
神よ、どうか俺を目覚めさせてください

Back in the womb it's much too real
In pumps life that I must feel
But can't look forward to reveal
Look to the time when I'll live

子宮に戻ろう これは現実的すぎると
注ぎ込まれる命の中で俺は感じるに違いない
だが総てが明らかになることを待ち焦がれることもできず
これから生きていく時間を眺めるだけ

Fed through the tube that sticks in me
Just like a war time novelty
Tied to machines that make me be
Cut this life off from me

差し込まれているチューブで栄養を与えられ
まるで戦争の記念品のように
俺を生かしている機械にくくられている
俺からこの命を切り落としてくれ

Hold my breath as I wish for death
Oh please God wake me

死を望んで息を止める
神よ、どうか俺を起こしてください

Now the world is gone I'm just one
Oh God help me
Hold my breath as I wish for death
Oh please God help me

今や世界は過ぎ去り俺はただ一人
神よお助けください
死を望んで息をとめる
神よ、どうかお助けください

Darkness imprisoning me
all that I see
abdolute horror
I cannot live
I cannot die
trapped in myself
body my holding cell

暗闇は俺を閉じ込める
俺が目にしているのは
完璧なる恐怖
生きることもできず
死ぬこともできず
自分自身の中に閉じ込められて
この体は俺を捕まえている檻

Landmine has taken my sight
taken my speech
taken my hearing
taken my arms
taken my legs
taken my soul
left me with life in hell

地雷は俺の視野を奪い
俺の言葉を奪い
俺の聴覚を奪い
俺の腕を奪い
俺の足を奪い
俺の魂すら奪って
地獄のような日々に俺を置き去りにした

※訳 さこたはつみ

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