メタリカ写真
HATTALLICAのKirz氏、Hirofield氏、そしてメタリカのベテランファンでありコレクターのS氏と2014年のヨーロッパツアーの序盤の2公演(ストックホルム公演・オスロ公演)を観て来ました。ライヴ以外でもメタリカスポットや観光でも廻ってきていますので写真でご紹介。
5日目(2014年6月1日)
オスロ公演当日。天気は快晴。絶好のライヴ日和だ。開場は16:00のため、時間がたっぷりある。まずはホテルで朝食バイキング。サンフランシスコのときは芋ぐらいしか野菜がなかったので野菜の存在に安堵する。最悪を想定して安堵するパターンが増えてきた(笑)
設営中のマーチャン売り場を柵ごしに見てから、再び地下鉄で昨夜入れなかったHRCオスロへ。当然のごとく、METALLICAのメモラビリアを探し回るもみつからず。。VAN HALENとNIRVAVAしか見つけられず。2階以上のフロアは立ち入り禁止で入れずじまいだったので、そこには何かあったかもしれない。
HRCオスロのすぐ近くにはノルウェー国立美術館がある。ノルウェーが生んだ巨匠、ムンクの「叫び」が展示されている。観光スポットだけあって、ツアーバスが3台並んで止まっていたが全て日本の旅行会社のものだった。入場は無料。荷物を預けるため、ロッカー用の小銭が必要となる。ユーロかノルウェーの硬貨に対応していたが、デンマークの2クローネ硬貨でもどうにかなった(笑)。(使い終わったら硬貨は返ってくる)
ムンク作品が並ぶ「ムンクの間」以外は写真撮影OKのようだったのでカメラで気になった作品を撮りまくり。「ムンクの間」では知ってる作品が意外に多くて本物を目に出来たという妙な達成感があった。売店では日本語でかかれたムンクの叫びの起き上がりこぼしが。Twitterのフォロワーさんによると福島産だということで、帰国後に調べたらここで作ってた。本家公認ということなのかな。
ストックホルムのときも思ったが、北欧は車好きが多いのかシャレオツな車を目にする機会が多い。美術館を出た後もいろんな車に反応してシャッターを押してしまった。この時期のノルウェーは気候も良く、オープンカーのドライブは気持ちよさそうだ。
昼食は食事が美味しいと評判の「KAFFISTOVA」。美術館から歩いて10分もしないところにあった。ストックホルム空港で食べられなかったミートボールを注文。ビーフシチューと本日のデザート(パンナコッタ)も合わせて頼んで大いに堪能した。オススメ。
地下鉄で再びライヴ会場まで戻ると、開場待ちの人たちがシートを広げてビールをあおってたり、バンドTシャツを着てたりで、すっかりフェスの雰囲気になっていた。一度ホテルに戻ってから、会場に向かうといつのまにか人でいっぱいに。列らしいものも出来ていた。入口は、ステージ近くとマーチャン売り場近くの2つがありどちらに並んでよいものかわからない。。スタッフTシャツを着ている人に訊ねると、自分たちが持っていたチケットではマーチャン売り場近くからしか入れないとのこと。この時点で一度、最前列で観るのはあきらめた。
開場1時間前には人でいっぱいに。列なのか何なのかさえわからない。周りは背の高いガタイのいいお兄やんばかりだ。離れたところにはGHOSTのコスプレーヤーもいた。ほぼ定刻で開場。簡単な荷物検査とチケット確認で入場すると、さっそくマーチャン売り場へ。日本のマーチャン売り場のような壮絶な列は皆無。急がなくてもそれほど待たずして買えそうだ。
ストックホルム公演ではMETALLICAとDANZIGしかグッズを見つけられなったが、ここでは出演バンド全てのマーチャンがそろっていた。SonisphereフェスのTシャツは基本的にMサイズ(日本人からするとLサイズ)しかなく、黒Tシャツだけレディースのスキニーサイズが用意されていた。この辺のザックリ感は商売っ気がないだけなのかなぁ。GHOSTのTシャツも遊び心のあるデザインが良くて気に入ったが、サイズがなくて断念。。
あまりの天気の良さにビールを一杯飲りたいところだが、トイレに行きたくなるのを恐れて水で我慢。ステージに向かうとすでにGOJIRAのステージが始まっていた。スネイクピットに当選したHirofield氏と同伴のKirz氏とはここでお別れ。最前列をあきらめたものの前の方で観たいなぁと歩いていたら、スルスルとステージ横の角度のないところで2列目をゲットできた(笑)。GOJIRAのステージが終わると中学生らしき4人組が最前列から立ち去ったため、結局最前列に。すぐ近くでスマホをいじるゲイリー・ホルトの姿も見えた。
最前列でGHOSTのステージを待っているとストックホルム公演前夜祭で知り合ったブラジルの女性がスネイクピットに向かうため、自分の目の前を通りがかった。思わず手を振って「おめでとう!」と声をかけると、「さっきあなたの友だちがピットのなかにいたわよ」「1人当たって、もう1人とピットにいるんだ」「もう1枠余っているけどよければ要る?」「もちろん!」ということで、思わぬ幸運でスネイクピットに入れることになった!!スネイクピットに入ると、各国のMetClubチャプターの人たちが自分たちのフラッグやユニフォームを掲げてアットホームな雰囲気。ブラジル、ポーランド、チリ、アイルランド、グアテマラ、イタリア、フランス、ロシア・・・一言二言を含めてもこれだけの国の人と言葉を交わしたのは後にも先にもこれが初めてだ。
GHOSTのステージが始まる。スネイクピットのなかでは押し合い圧し合いは無し。ステージ真正面の2列目を陣取って観る。2日前のステージで一度抱いた“かわいい”イメージは変わらず。キャッチーな曲は身体が何となく覚えていた。「Monstrance Clock」では「Come Together~♪」と大合唱。心地よい一体感だった。
手早い撤収と準備の後は、2日前には観られなかったMASTODON。個人的に目にするのは2009年のサマソニ以来、2度目。あのときは早い時間帯のステージで客の入りもそれほどなかったためか、MCはほとんどなくひたすら演奏に専念していた“ストイック”なイメージだった。しかし、この日のステージでは、MCの煽りも含めて断然盛り上がりが違った。スネイクピットは活用しなかったものの、白熱したライヴを見せてくれた。終演後、ドラマーのブラン・デイラーが投げ込んだスティックが目の前をすり抜けてゲットできなかったのが残念(苦笑)。
MASTODONの次はSLAYERだ。この日のSonisphereフェスはMETALLICA以外は大掛かりなステージセットはなく、準備が手早くサクサク進行したため、ステージ待ちの時間も短くストレスなく観られたのは良かった(METALLICAまで体力を持たせる意味でも)。
この日のSLAYERは短めのステージ。ステージ後ろに用意された幕も2日前に観たステージでは2枚目に用意されていたものから始まった。トム・アラヤが登場すると思わず「SLAYER!SLAYER!」と叫んでいた。しかし、周りはMETALLICAファンだらけだからか後が続かず(苦笑)。しかしこれが却って目立った形となったようだ。
スネイクピットでSLAYERを観るなんておそらく二度とない幸運。カメラ撮影もOKとあって撮って撮って撮りまくる。ケリー・キングが正面に来たときには何枚シャッターを押したかわからない。「War Ensemble」で頭を振りまくっていると、かぶっていた帽子がどんどん目深になっていった。すると、それを目にしたトムがニヤニヤしながら、顔の前に人差し指を立てて上下させているではないか!「帽子のひさしを上げろ」のサインだ!帽子をかぶり直してカメラを構えると今度はギターソロ真っ最中のケリーを指差して「俺じゃなくてケリーを撮れよ」のサイン!ケリーを撮るとトムはまたニヤリ。スネイクピット入場、客席の顔が確認できるほどの空の明るさなどの幸運な要素が重なって、ここまでライヴ中にコミュニケーションを取れて「俺はもう、、、逝ってもいいぜ!!」( 鈴木先生)状態に。なんとか「いやいやMETALLICAも観なきゃダメだろ!!」と気を取り直した次第。この日は2日前よりもケリーとゲイリーがスネイクピットの前の方に出てギターを弾くなどSLAYERの方もノっていて、自分にとってこの上ないSLAYERのステージとなった。
SLAYERのステージはストックホルム公演より短く、ステージ転換も短かったため、サクサク進行する。次はいよいよメタリカ。おなじみのSE、AC/DCの「It's a Long Way to the Top (If You Want to Rock 'n' Roll)」が流れ出し、最前列をキープしているポーランドのMetClubチャプターの方が「Have A Great Show!!」と連呼。一気にテンションが高まってきた。ラーズが飛び出し両手を広げて盛り上げると、他のメンバーも現れていきなりの「Battery」でスタート。3曲目の「Welcome Home (Sanitarium)」を終えたところで「リクエストで選ばれた曲なんだから今日のセットリストは文句の言いっこ無しな!」とのジェイムズのMCが笑いを誘う。
この日のメタリカはかなりルーズだった。「By Request」のオープニング映像が乱れるところから予感させるところがあったのかもしれない。「..And Justice For All」をなぜか「No Remorse」の最後の一節で締めようとして何度もやり直すラーズとメンバーたち、「By Request」恒例のファンによる曲紹介で「Blackened」と言われたにも関わらずおもいっきり「Battery」のリフを弾き出し曲紹介からやり直させるジェイムズ(笑)、そして見せ場のギターソロを思い切りミスってやり直すカーク(笑)。なんだか和やかなステージとなったが、おとといキッチリした公演を見ているだけに両方観られたというお得感がある。スネイクピットに入れた幸運も重なって、予期しない出来事にコロコロ表情が変わるメンバーを写真に収めることができたのだから。
アンコール後の最初の曲は「Whiskey In The Jar」。すると後ろにいたアイルランドのファンが発狂!肩を組まれてもみくちゃになりながらジャンプをすることとなった(笑)。当日リクエスト曲の「The Four Horsemen」、最後の「Seek & Destroy」までは本当にあっという間だった。ひとしきりピックを拾い集め、メンバーの最後の挨拶までを目とカメラに焼き付ける。終演後はしばらくその場に残った各国のファンたちと記念撮影。こうして夢の時間は終わった・・・。
始めるぞー!! | オスロー!! | Battery!! |
目線いただき! | Master!!! | 腰の構えが違う |
ドヤ顔いただき! | 上機嫌です | すごい速さの指してた |
逆光カーク渋い | ソロを目の前で | よく知ってる曲やるぞ |
ペダル踏むとこ激写 | やりきった顔 | いい反応だ |
Unforgiven | 新曲やるぞ | 指で弾く音まで聴こえた気が |
いい構え | 再びの3ショット | 見返りジェイムズ |
さっきのNo Remorseじゃね? | ま、そう堅くなるな | Sad But True |
スネイクピット内部 | 目の前でソロ | Fade To Black |
男前ラーズ | 始めてくれ | Orion |
夢のような時間 | One | 本日も重心低め |
皆既日食からの | 後光さしてるジェイムズ | 纏うパワーオーラ |
必殺技出しそう | デレてるジェイムズ | あれっ?合ってないぞ? |
それ、Batteryだろ!! | 悪い、マジで間違えた | Blackened!! |
やり直させて(笑) | Nothing Else Matters | ピック見せてる顔(笑) |
そろそろ終わる? | 帰る帰る詐欺から帰還 | 客電つけてくれ! |
ファンの顔を見て廻る | こっちも回ってます! | 現地語で挨拶 |
終演 | 宴の後 | 無数のプラスチックカップ |
ホテル前に止まるバス | 戦利品(一部向きおかしい) | 戦利品(裏) |