メタリカ写真
HATTALLICAのKirz氏、Hirofield氏、そしてメタリカのベテランファンでありコレクターのS氏と2014年のヨーロッパツアーの序盤の2公演(ストックホルム公演・オスロ公演)を観て来ました。ライヴ以外でもメタリカスポットや観光でも廻ってきていますので写真でご紹介。
2日目(2014年5月29日)
この日はクリフ・バートンがバスの事故で亡くなった最期の地、Dörarpを訪問後、翌日メタリカの公演が行われるストックホルムというルート。事前にネットで購入済みのチケットで朝7時過ぎの電車に乗るため早起き。朝のコペンハーゲン駅は前夜にオールした若者がけっこういる。駅舎に入っているマクドナルドで朝食。有料トイレで用を足したら、いざ乗車。のはずが、何番線で乗車すればいいのかわからない!インフォメーションセンターは朝8時からしかやってない!印刷したチケットを見せて現地の人に片言英語で聞きまくる。聞いて廻った結果、たまたま乗車する電車の運転士さんにぶちあたったことで無事乗車することができた。(時間があれば前日にあらかじめインフォメーションセンターで確認するべきかも)
ちなみにKöbenhavn H(コペンハーゲン駅)からLjungby(ユングビューと読むらしい)バスターミナルまで事前に購入したのはスウェーデン鉄道のサイトから。およそ5500円也。
http://www.sj.se/start/startpage/index.form?l=en
電車でデンマークからスウェーデンに国境越え。パスポートと電車のチケットを見せるだけでパス。車窓から見る洋上の風力発電の風車は壮観だ。隣の外国人カップルと絡んだりしているうちにバスへの乗換駅となるAlvesta駅に到着。9時半には着いたが、ここから乗るバスは11時過ぎないと来ない。。駅舎のコンビニのなかで音楽雑誌をちょっと立ち読み。いつ食料が買えるかもわからないのでサラダとヨーグルトを購入し軽食をとる。5月29日はスウェーデンの祝日。この日はAlvestaでロックフェスもあるらしくさぞ賑わっていると思いきや、ゴーストタウンかと思うほど人がいない。こちらは祝日はみんな休むもんなのか。
Ljungby行きのバスは時間通りやってきた。先に進むに従い、大草原と小さな家ばかりとなっていく。Ljungbyに着いて小一時間待ってもDörarp行きのバスが来ない。別のバスの運転手にきくと祝日ダイヤ=日曜ダイヤと告げられ、17時までバスが来ないという現実が襲いかかる。。
Google Mapで検索したときもLjungby以降の移動手段が出てこなかったのは、祝日ダイヤだったからか・・・現地でわかったところでもう遅い。タクシー乗り場は見当たらず流しのタクシーを捕まえるしかない。しかしみんながお休みの祝日だからか一向にタクシーは現れない。もはやこれまでかと紙に「Dörarp」とデカデカ書いてヒッチハイクの真似事も。すると必死さが通じたのか、タクシーがひょっこり現れたのですかさず拾う。運転手の方もはじめはこちらの説明よくわからなかったようだが、無線で仲間と連絡して理解してもらったらしく「Cliff Burton Memorial」に直行。4人乗車で1人およそ4000円也。
メタリカの楽曲を生んでくれたこと、メタリカをめぐる出会いの連なり、そのおかげでこんな旅行もできたこと等々いろんな感謝の思いを込めて石碑の前で合掌。2014年6月現在のDörarpのWikipedeiaでは石碑は直立していたけど、管理の問題で石碑の場所を事故現場からやや離れた方に移したときに今の形になったようだ。お手製の十字架にはいろんな人のギターピックが刺さり、酒瓶もいくつか置いてあった。さらに脇には誰かがクリフに訴えたかったのか、『Reload』のアルバムがメチャクチャになって置いてあった(苦笑)
先に来ていたダイハードなメタリカファンの外国人に写真を撮ったり撮られたりした後、待ってもらっていたタクシーで直接Alvesta駅まで戻ることに(Ljungbyではまたいつバスが来るかわかったもんじゃない)。Alvesta駅に着くとストックホルム行きの電車があと5分で来るという時間。あわてて切符を買おうとしたものの間に合わず。クリフが「一杯も飲まずにとっととこの地を去るのか?」と引き止めたのだろうと勝手に妄想。駅舎のコンビニでストックホルムまでのチケットを購入し、2時間後の電車が来るまで駅舎でビールを開けた。
Alvesta駅から高速鉄道のSJ X2000に乗車。疲れからかみんな爆睡。終着駅で降りるとみんな流れ作業のように並んだバスに乗っていく。。このバスでいいのかとうろたえながら係員にチケットを見せるとOKとのこと。後部座席で子どもがスーパーマリオのテーマ曲を元気に歌うなかストックホルム中央駅へ。
ストックホルム中央駅に到着。時刻は20:00過ぎになっていた。ここから予約していたホテルまで徒歩で移動。ストックホルムの街並みも歴史の重厚感ただよう建物がいっぱいで写真を撮りながら、やっとホテルに到着。
宿泊ホテルは「Hotel Micro」。近くでイベントがあるからか前日のホテルが3900円なのに対して、今回は6600円。地下にある宿泊部屋は通路の狭さからすでに悪い予感はしてたが、ドアを開けてビックリ。まさかの2段ベッド1つに枕が4つ。シェアベッドである。地下フロアのため窓もなく、ベッド以外のスペースは一人がスーツケースを空けたら床面積は無きに等しい狭さ。いわゆるタコ部屋仕様!出発前にホテルのサイトはチェックしてたけど完全に写真にだまされた!(苦笑)「明らかに2人部屋を無理やり4人部屋にしただけだろ!」と文句のひとつでも言いたいところだが、もうどうしょうもない。さて今宵はどうやって寝ようかな・・・
一日の移動がキツく、疲れがどっと出たため、ホテルのリビングソファでしばし休養。そしてストックホルム公演前夜祭の会場「Pub Anchor」へ。入場料600円ほどを払って入場。店中に人がひしめき合っている。会場内ではMTV Iconのときの映像やドキュメンタリー映像などいろんなメタリカがオンエア。メタリカ来日公演の前夜祭で来てくれたメタリカファミリーと今日あったことを話したり、ブラジルやポーランドのメタリカファミリーと各国ファンの反応の違いについて話したりと楽しい時間を過ごす(無論片言英語ですが)。
23時から地元トリビュートバンド「Tributallica」がライヴを行うということでステージ真横を陣取って待機。しかし一向にライヴは始まらない。BGMもなぜかロブ・ゾンビ、アリス・イン・チェインズ、モトリー・クルー、ボン・ジョヴィなどメタリカとドンドン離れていってしまい「あれ、前夜祭いつのまにか終わっちゃった?」「帰ろかな~帰るのよそうかな~」と思ったが、日付が変わって随分してから唐突にライヴがスタート。会場は盛り上がっていたけど、睡魔が限界に近付いていた等々の理由で2曲目で退散。
帰路でなぜか光るキッスを目にして写真を撮ってホテルに帰還。ホテルのベッド狭すぎ問題はひとりがリビングソファで寝る、自分が小さくなってさっさと寝るということで解決(?)した。